製造業向けAI外観検査ソフトウェア gLupe®
近年、外観検査における検出精度の向上や見逃し防止を目的に、AI検査の導入が注目されています。しかし、「AIを導入するには既存の装置やカメラを一新しなければならないのでは」といった懸念から、導入に踏み切れないケースも少なくありません。
gLupeは、そうした現場の課題を解消するソリューションです。既存の装置・カメラ・照明をそのまま活用でき、後付けでAI検査を導入可能。さらに、ルールベース検査装置との連携も可能で、双方の特長を活かした相互補完的な検査体制を構築できます。
「装置を新しくしたい」「今ある検査装置にAIを加えたい」どちらのニーズにも対応できるgLupeの詳細は、以下よりご確認いただけます。
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AI検査の導入を考えるうえで、多くの企業が懸念するのが「既存設備との親和性」と「導入のしやすさ」です。gLupeは、そうした課題に応える、「後付けできる」AI画像検査装置です。 ここでは、gLupeが現場の環境や運用に応じて、無理なく導入・運用できる理由を3つのポイントから解説します。
gLupeは、市販の産業用カメラと幅広く連携でき、すでに導入済みの撮影機器をそのまま活用できます。たとえば、GigEカメラ、USBカメラなど、主要なカメラシステムとの接続実績があります。また、画像を保存できるタイプの撮影システムであれば、共有フォルダを使った連携も可能です。
トリガー制御や外部信号との連動にも対応しており、既存の撮影フローにそのまま組み込める柔軟性を備えています。照明やカメラの設置が済んでいれば、gLupeを追加するだけで導入でき、制御装置の再構築や大規模な工事は不要です。
「すぐに導入したい」「既存の設備をそのまま使いたい」といったニーズにも応えられます。
gLupeは、既存のルールベース検査装置と連携し、AIによる補完検査を実現できます。 たとえば、ルールベースの検査でNG判定となった画像のみをgLupeに渡し、AIが再検査するといった運用が可能です。これにより、歩留まりの向上 や、品質保証体制の強化を図れます。
gLupeは、開発キット:SDK(ソフトウェアライセンス)としても提供可能です。自社の装置・アプリケーションにgLupe のAI機能を組み込むことができます。
このようにgLupeは単なるAIツールではなく、既存環境に柔軟に適応し、検査精度を高めることができます。導入しやすく、運用にフィットする設計が、多くの現場で評価されています。
構成例:gLupe本体 + 既存カメラ+ 手動シャッター
導入先:金属部品加工メーカー様
gLupe本体に既存カメラと手動シャッターを組み合わせただけのシンプルな構成で、目視検査が中心だったラインにそのまま導入しました。オペレーターは「確認したい」と思った瞬間にシャッターを切り、撮影された画像は gLupe が解析して判定を表示します。
従来の作業手順を変える必要がなく、判定結果を見ながら最終確認できるため判断のばらつきが減少。画像と解析結果は自動保存されるので、記録性とトレーサビリティも大きく向上しました。
構成例:センサー → カメラ → gLupe(画像取り込み)+ PLC制御
導入先:精密部品メーカー様
生産ライン上で 、製品の通過を検知しカメラで自動撮影、その画像を gLupe が取り込んで AI が即座に判定します。NGと判定された際にはPLC が排斥装置を作動させ、不良品をラインから弾き出します 。製品がラインを流れる速度を落とすことなく、良品と不良品をリアルタイムで分別できるため、高速生産と全数検査を両立する仕組みが完成しました。
構成例:既存装置 → 画像ファイル → gLupe
導入先:半導体関連製品メーカ様
半導体関連製品メーカーでは、既存のルールベース検査装置に gLupe を後付けし、ルールベースで NG判定となった画像 ファイルを gLupe に転送して AI がダブルチェックする体制を構築しました。 ラインを変更することなく、AI による補完で検査の信頼性を一段と高めています。
構成例:gLupe SDK + 既存システム
導入先:電子部品メーカー様
電子部品メーカーでは、オーダーメイドのルールベース検査装置に gLupe SDK を組み込み、既存のカメラや照明をそのまま活用しながら AI 検査機能を追加しました。 従来装置で NG 判定が出た製品を gLupe に渡しAI判定するダブルチェックの体制を構築しました。結果として、ルールベースのみでは検出が難しい欠陥を AI が補完し、誤って良品を不良品と判定してしまうケースを大幅に低減しています。
特殊なカメラ、通信プロトコル、画像転送方式など、標準外の要件にも対応可能です。
「自社環境が特殊だから」と諦めず、まずはご相談ください。
gLupeは、現場の実情に寄り添い、いまある設備を活かして、AI検査を取り入れるという選択肢をご提案しています。設備を一新せず、手間やコストを抑えながら、検査精度や品質保証体制の強化を図りたいという企業様に適しています。
まずは資料をご覧いただき、gLupeがどのように導入できるのかをご確認いただければと思います。
検討段階でのご質問や、簡単な検証のご相談も歓迎しております。